年末年始に『いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学』を読み始めた。けっこう文字数が多くて先日ようやく読み終わった。
興味深い事例がたくさん出てくるけど結局のところ「忙しくて余裕がなくなると効率が悪くなる」ということくらいのことしか言っていないような気もしながら身に覚えのある事例に共感しながら読みすすめた。
忙しくて仕事のメールの返信が遅れたり説明不足になったりして、プロジェクトが間違った方向に進んでその修正のために余計に時間がかかるとかあるあるだなと思う。
忙しさが忙しさを生む。「今日の欠乏が明日の欠乏を生む」ということだ。
これは時間だけでなくお金がないときも同じで、借金の返済に追われて必需品の出費を惜しんだり通勤定期を買うお金がなくて都度払いになったりするとさらにお金がかかるようになることからも分かる。